Recruit Column
【地域限定社員/エリア総合職/メリット】企業と社員の双方にメリット!地域限定社員制度とは
2015年05月14日(木)
地域限定社員とは転居を伴う転勤がない社員のことで、エリア総合職とも呼ばれています。子育てや介護、配偶者の仕事や持ち家の購入など、男女問わず様々な事情で転勤が難しい場合があります。そのような状況でも、退職することなく長く働けるように、地域限定社員制度を導入して、多様な働き方を実現させている企業が増えてきています。
では地域限定社員制度は、企業や社員にとってどのようなメリットがあるのか、注意点と合わせてご紹介します。
地域限定社員制度のメリット
まず企業にとってのメリットは、次のとおりです。
・個人の事情に合わせて働き方を選べるため、長期的な人材を確保に繋がる。
・転勤のある職種に比べて、転勤費用や住宅手当、給与水準などを抑えることができる。
次に社員にとってのメリットは、次のとおりです。
・個人の事情に合わせて働き方を選び、長く務めることができる。
・持ち家の購入や子供の進学など、計画的に準備することができる。
このように、地域限定社員制度の導入によって企業と社員の双方にメリットがあることが分かります。
押さえておきたい注意点
一方で、注意しておくべき点もあります。特定のエリアで長く務めることによるコンプライアンス上の問題、社員のモチベーションの低下、生産性や効率性の低下などへの対策が必要となる点です。
社員に対しては、転勤のある職種より給与水準が低いこと、昇進や昇格に制限が設けられていたり、仕事内容が限定されたりすることなどを理解してもらう必要があります。また通勤できる範囲内で転勤がある場合は、合わせてしっかりと伝えておきましょう。
地域限定社員制度は、企業の人材確保や社員が長く働ける環境作りに貢献しています。注意点をしっかりと押さえた上で、地域限定社員制度の導入を検討してみてはいかがでしょう?