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Recruit Column

障害者の面接・採用について注意すべきこと

2015年03月13日(金)

障害者の面接・採用について注意すべきこと

面接をする際、企業側は安全配慮義務があります。障害の程度や困難な事、緊急時の対応を事前に把握しておく必要があるという点をご理解ください。

面接で必要な配慮は障害ごとに異なります。

身体障害者の方への配慮

身体障害の方への配慮は、選考方法を配慮するというよりは、できるだけ通常に近い形で面接を行うようにすることが大切です。たとえば、聴覚障害者には、説明が聞き取りやすいように席を前列に設ける、筆談ができる準備をするなどが必要でしょう。また、全盲の方には、できるだけ口頭での面接を行う。車いすを使用している方には、面接会場へのアクセスに気を遣い、できるだけ平坦で人通りの少ない道をご案内するといった形です。

知的障害者の方への配慮

知的障害者の場合には、選考だけでなく採用後のことも考えなくてはなりません。事前に学校の先生や施設の指導員から、応募者の障害特性を聞いておく必要があります。職業訓練施設などでの実習を通して、仕事への適応力や会社からの指示への対応力を見て採用の是非を判断することはできます。しかし、企業は集団行動も多いですから、知的障害者にとってこの点は課題になります。このように、短期間のトライアル雇用や、面接だけでは、その人の特性をつかみきれない可能性があります。

障害者の面接・採用を行う際は、障害の程度や状況を事前に把握することが、双方にとってメリットとなるのです。