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Recruit Column

【360度評価/メリット/デメリット】360度評価のメリット・デメリット

2015年05月08日(金)

これまでの人事評価では、評価対象者は上司から評価されるケースが大半でした。しかし最近、上司だけでなく同僚や部下からも評価される、360度評価が注目されています。360度フィードバック法とも言われ、様々な立場からのフィードバックによって気づきを与え、その結果人材育成に繋げることができると考えられています。

では360度評価について、その実施方法や注意点、メリット・デメリットを紹介いたします。

実施方法と注意点

まず360度評価を行うために、評価対象者のどういった部分を知りたいのかを明確にし、設問項目を決めます。評価にばらつきが出るのを防ぐためにも、なるべく数値化しやすい項目を設定する必要があります。そして評価対象者ごとの評価者を決めます。  360度評価の目的は、評価対象者を様々な角度から見て評価し、その内容をフィードバックすることで気づきを与えたり意欲を高めたりして、その長所や能力を最大限に引き出すことです。厳しい評価を与えるためのものでないことを、評価対象者も評価者も十分に理解しておく必要があります。特に同僚や部下からは、感じていることを率直に言えないというケースもあるため、日頃から意見を言いやすい社風を心掛けたり、フィードバック時にどの評価者からの意見かを伝えるかどうか検討したりしておくと良いでしょう。

メリットとデメリット

360度評価のメリットとして、次の3点が挙げられます。 ・特定の人物の主観による評価を防ぐことができる。 ・様々な立場の評価者を設けることで、評価対象者についてより詳しく把握して適切なアドバイスができる。 ・多くの評価者から評価されることで、評価対象者が様々な事柄に気づき、自分を客観視することができる。  一方でデメリットとして、次の3点が挙げられます。 ・360度評価の趣旨が正しく理解されず、勤務中に必要以上に周りの目を気にして萎縮する。 ・評価者が上司や同僚を評価し辛いと感じ、率直な評価がされない。 ・やり方次第では、人間関係を悪化させてしまう。 このようなデメリットは、実施前に正しく趣旨を伝えたり、問題を想定してフィードバック方法を工夫したりすることで防ぐことができます。

このようなメリット・デメリットを踏まえて360度評価を実施することで、社員の長所や能力を引き出し、人材育成に繋げることができます。360度評価を活用してみてはいかがでしょう?